治療の難しい不妊症について
不妊の検査や治療を受けるカップルは年々増加傾向にあるといわれています。近年の不妊症に関する検査や治療の技術の進歩により妊娠できる確率は高くなってきています。その一方で、治療が困難な不妊症がいまだ多く存在しています。
東京大学医学部産婦人科研究班では、治療の難しい不妊症をもつ患者さんとそのご家族を対象に、治療の難しい不妊症や最近の新しい不妊症の検査や治療法をわかりやすくまとめたガイドブックを作成いたしました。不妊症の診療についての理解を深めていただくためにお役立ていただけましたら幸甚です。なお、実際の検査や治療については、かかりつけの医療機関の担当医師とご相談ください。
当ガイドブックについて
当ガイドブックは、厚生労働省の令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「難治性不妊の病態と新規医療技術の評価・分析に基づく不妊症診療の質向上と普及に資する研究事業」の一環として作成いたしました。
ガイドブックはPDF(無償)で公開しています。下記よりダウンロードしてご覧ください。
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- はじめに
- 生殖医療の基本知識
- Guide1:女性の加齢と不妊症
- Guide2:子宮筋腫の人の不妊症
- Guide3:子宮腺筋症の人の不妊症
- Guide4:子宮内膜症の人の不妊症
- Guide5:子宮内膜が薄い人の不妊症
- Guide6:子宮内膜ポリープによる不妊症
- Guide7:帝王切開瘢痕部症候群の人の不妊症
- Guide8:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人の不妊症
- Guide9:卵管留水症の人の不妊症
- Guide10:下垂体性性腺機能低下症の人の不妊症
- Guide11:慢性子宮内膜炎の診断と治療
- Guide12:子宮収縮検査(cineMRI検査)
- Guide13:子宮内細菌叢検査
- Guide14:子宮鏡を用いた 観察(診断)・検査・治療
- Guide15:子宮内膜遺伝子発現検査
- 執筆者一覧